プロの仕事

先日、ツバイが主催する結婚披露宴に出席したのですが、いつものごとく、きれいな格好しておいしいもの食べる、なんて優雅な時間はほぼ皆無。今回は身内ってこともありますけど、以前音楽の仕事をしていた時期があり、結婚関連のイベントに呼ばれると、どうしても演奏せざるを得ない。

 

まあ端から見れば、結婚式の音楽なんて、決まりきった曲を、マニュアルに従ってのほほんと演奏しているようにしか見えませんけどね。実際は数ヶ月も前から、主役と同じくらいの時間をかけて準備をし、当日も朝早くからスタンバイ。ほとんど初対面の司会の人と、慌ただしく段取りを確認した上で、いかなる状況にも対応できるよう、本番中も常に食事の流れや、お色直しの支度の時間に気を配る、なんて芸当を秘かにやってのけてるわけであります。

 

まあ演奏者という立場に限らず、ひとつの催し物があると、それにはたくさんの「プロの仕事」が、関わってくるものでして、今回の場合、幸か不幸か母方の縁者たちがみんな、「その筋の人たち」だったため、母親のウエディングドレス作りから始まり、おばが余興でお琴の生演奏を引き受け、お世話になっている美容師さんに、一切の着付けをおまかせし、知り合いのお花の先生が、会場の飾り付けをするという、なんともわがままというか、ぜいたくな宴になったわけであります。

 

司会の方や式場の中居さんやら、板前さんももちろんですけど、たった数時間の披露宴のために、どれだけのプロの力が集約されていたかと思うと、非常に感慨深い。それぞれがそれぞれの持ち場で、やるべきことを完璧にこなし、それ以外のことは、その道の達人におまかせする、という暗黙の信頼関係で成り立つ場は、いるだけでも本当に居心地が良いもの。私も久々に、そんなプロの人たちと一緒に仕事ができ、たくさんの刺激をもらった気がいたします。

 

きっと、会社の事務のように、一見地味な仕事でも、自分にしかできない分野というものが、必ずあるはず。それぞれがそんな「自分だけのプロの領域」を意識することで、代わり映えのしない毎日にも、少しは活気が出てくるかもしれませんね。まあとりあえず今度、披露宴などに行く機会がありましたら、あちこちに散らばっている、隠れたプロの仕事に注目していただけると、単なる催し物も素晴らしいイベントに見えてくるでしょう(たぶん^^)。

 

ところで、皆さんプロポーズの言葉って考えたことありますか?

既に結婚されている方はプロポーズの言葉を覚えていますか?

よくドラマや映画でロマンチックなプロポーズのシーンを観て、俺こんなんしよっとか考えた事は、男ならきっと一度はあると思います。
僕もそうでした。

でも実際はそんなものとはかけ離れたプロポーズでした。
ある日、僕は彼女と友人の結婚式を訪れました。
そこでドレスや料理、披露宴を見て思わず二人も盛り上がり、「ぼちぼち結婚しよか~」と言いました。

ちなみにこれが僕のプロポーズの言葉でした。。

彼女といえば、「せやな~」という答えでした。

付き合って4年目である程度結婚意識はお互いにあったんでしょうが、こんなんでいいの?と思うような内容でした。

今思えばもっと小洒落たプロポーズにしときゃよかったなぁと思います。

結婚は勢いだとかよく言いますが、僕らの場合もかなり勢いの部分がありました。
やはりプロポーズの言葉は一生残るものなので、じっくり考えましょう。
ただ、最近は「結婚しよう」などのストレートなものが好まれる傾向にあるみたいです。

結婚には何かきっかけみたいなものが必要なのかもしれません。
結婚しようか悩まれている方は彼女とデートがてら一緒にブライダルフェアに行ってみるといいですよ。
気持ちが盛り上がってきっと結婚したくなりますよ。